今後は「使い倒し甲斐がある企業」が生き残っていくのではないか、という件について

こんにちは、進撃する人です。

ここ最近、「スキルアップ」「終身雇用の崩壊」「45歳以上の社員を解雇」など、「色々と時代が変わってきたな」と感じるニュースを耳にするようになってきました。

そこで個人的に思うことですが、「今後は使い倒し甲斐がある企業」が残っていくのではないかと考えています。

富士通に勤めても「安泰」なんて言えない

これまでは「安定する会社」に人気が集中していました。
まるで他のブロガーさんが書いていそうなありきたりなことを書きますが(笑)、そんな「安定」は残念ながらもうないです。

  • 国内市場の飽和
  • 国際競争力の低下
  • ルーティンワークのAI化

などなどの問題により、大手企業そのものが生き残りのために「高齢化した社員をコストカットのためにクビにする」ということが現在相次いで行われています。

参考:早期退職しない限り面接が続き…「45歳以上クビ切り」横行中

上記は富士通の例ですが、45歳以上はクビ切り…無慈悲すぎて心が痛くなるニュースですわ。

でも、会社側の視点に立ってみると、日系企業自体に国際的な競争力がなくなり得られている売り上げが減っており「余裕」がなくなってきたわけでクビにしなければ会社そのものが潰れてしまう…という状況なのもわかります。

 

参考:富士通の財務表データ

富士通の財務表データですが、利益は2017年度の時点でここ4年間で最高益となったものの、全体の売り上げが右肩下がりです。

45歳以上をリストラ対象にするということで、会社側も危機感を感じて無駄なコストになることをカットしていこうという方針なんでしょう。

これだけだと、たまたま2017年度だけ売り上げが下がっている可能性があるので、他の資料も持ってきました。

参考:kabutan

2019年3月の時点で売り上げが下がってます。
2020年3月の予想でも売り上げが下がる予定のようです。

今後どうなるのでしょう。

まぁ大企業が潰れる確率はそんなに高いとは思いませんが、「年齢を重ねていくことによって40代になり、専門性がなく別に会社にいなくても特に問題がない人材」になってしまえば「解雇」されてしまうというのもしょうがないのかな…と私は思います。

「安定する会社」から「個人にスキルや知識がたまる会社」が人気になる時代になるんじゃない?

現代は「変化が半端なく早い」ため、「会社自体が安定する」というのは難しい時代になりつつあります。

そこで、就職する学生や中途で転職する若手も「安定する企業」よりも「個人にスキルや知識や人脈が貯まる会社」に転職することがどんどんメジャーになっていくんじゃないかなぁと思うわけですよ。

その会社で働くことによって

  • 営業力
  • マーケティングスキル
  • 専門性
  • プログラミングスキル
  • 接客スキル

などなど、「自分の市場価値が上がる」ような会社が人気になっていくのではないかと思います。

例えば私は元々サイト運営をして生計を立てていたのですが、なぜエンジニアに転向したのかというと「プログラミングスキルが欲しかったから」です。

サイト運営をして

  • SEOの知見
  • ライティングスキル
  • アクセス解析スキル
  • マーケティングスキル

などマルチなスキルがついた一方で、SEOをメインとしたサイト運営に将来性が見出せなかったのと、スキルの伸び幅が停滞したので「新しいスキルを獲得しよう」ということでエンジニアに転向したわけです。

電通の世の中を見通した採用テーマが面白い

個人的に面白いなぁと思ったのが、今年の電通の採用テーマです。

今年の電通の採用テーマは「電通を、つかえ」です。

電通側の意図としては

司令塔になった人間がチームの中心となって
仲間を巻き込みながら、ノウハウ、ネットワーク、
電通のあらゆるリソースを
最大限に「つかう」ことで
今までにない驚くようなアイデアを考え出し、
不可能だったことを実現していくのです。

参考:DENTSU RECRUIT 2020

というメッセージが込められています。

「電通のリソースを使って仕事を作り出し、人を巻き込んで価値を提供しろ」ということを言いたいみたいですが、現代の働き方や考え方にマッチしてるなぁと思います。

さすが電通。

世の中の流れや若い人の考えをよく把握してるな、と感じます。

スキルをつけよ、実績を積め、外部に発信しろ、価値を生み出せ、できれば事業化しろ

個人的に今後の働き方は

  • 会社でスキルアップすること(自分に技術が残る働き方)
  • 実績を積むこと(例えばエンジニアだったらPHPで具体的に何かアプリを作った、マーケなら具体的にどういう施策をしてどういう結果を残したか)
  • 外部に発信(本業で得た知見を守秘義務を侵さない程度にSNSで発信したり、会社の外で役立てる)
  • 価値を生み出せ(本業の知識を使って副業化したり、誰かの役に立つように知識をまとめる)

ことが大事なのかな、って思います。

例えば、自分の市場価値を高めた結果、副業と本業の年収合わせて5000万円ほどもらっているmotoさん

  • 本業
  • 転職ブログ
  • 有料note
  • voicy

などで、多角化的に収入を得てます。

しかもコンテンツ内容自体リクルートでの経験、年収240万円から1000万円超えるまでの過程など「本業を軸にした発信(本業で知見を集め外部に発信)」をしているわけです。

このように本業でスキルアップして知識・知見を貯め、外部に発信して事業化することによって収入を増やしていくことが今後トレンドになっていくのではないかな、と思ってます。

まとめ

以上が、私の見解です。

どう考えてもこれまで安定していたことが安定しなくなってくる時代に突入した感があるわけです。

そんな時にじゃあ働いている人、あるいはこれから新卒や中途で就職する人がどんな企業を目指すのかというと【市場価値の高いスキルや知識や実績がつく会社】なのではないかと思ってます。

まさに、アメリカがそんな方向性ですが、今後日本の働き方や就職の方向性がアメリカのようになっていくんじゃないかなと思ってます。

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