こんにちは、進撃する人です。
「プログラミングスキルを身につけて毎月パソコン1台で稼ぎながら世界を周る」
超うらやましい生活ですよね。
でもプログラミングスキルを伸ばすためにも「一度働かなければならない」と、よくエンジニア界隈では言われています。
まず結論からいうと「未経験からフリーランス」は可能です。
しかし、個人的にはあんまりオススメしないです。
今回はその理由について書いていきたいと思います。
未経験からフリーランスは(色々な意味で)かなりキツイ
未経験からフリーランスのエンジニアになるのは不可能ではないです。
しかし元々私も会社勤めを経由せずに、プログラミングスクールのフリーランスエンジニアコースを受講した後にそのままフリーランスのエンジニアになろうと考えていたものの、業務委託(フリーランス契約)でエージェントに応募を出したところ軒並み不採用を食らいました。
馬鹿正直に「未経験」でパーソルテクノロジーの派遣に希望を出したら軒並み落とされましたんですよねw
また、私が通っていたプログラミングスクールで紹介されたフリーランスエージェントの方でも軒並み不採用を食らってしまいました。
一般的に即戦力を求めていることもありまして、実務経験0だと業務委託(フリーランス)ではなかなか採用してくれないわけです。

未経験からフリーランス(業務委託)で採用されるのが難しかったので就職した
フリーランスのエージェントに応募して軒並み不採用を食らった私は、プログラミングスクール卒業後すぐフリーランスで働くことは難しいと考え、一度wantedly経由で30社近く会社を受けて「自社開発+SES+受託」をやっている比較的モダンな会社で働くことになりました。

就職活動中も「未経験ですがエンジニア志望です」と伝えたら、
人事
という顔をされましたw
それほど、「実務経験あり」と「未経験」の差は大きく、「未経験で普段からプログミングを趣味でやっている」という方でも「実務経験がない」というだけで評価されない世界が日本のエンジニア業界なのです。
クラウドソーシングや営業をゴリゴリして案件を取っていき、月に20万ほどフリーランスとして稼ぐことは不可能ではありませんが
- わからないことがあった時に誰にも聞けないため挫折しやすい
- 稼げる単価が頭打ちになる
点で、やはり「現場で実務経験積む」のが一番早いです。
思いつきですが、「ブロガー向けのプログラミング入門」みたいな記事って需要ありますかね?
目標設定は、「3ヶ月でWordPressで簡単なカスタマイズができるレベルを目指す」でして、クラウドソーシングを使えば、月5万くらいは稼げる技術力が身つく感じです。100ライクを越えたら、サクッと書きます— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年7月19日
バンコクに住んでプログラミングで稼いでるマナブさんもおっしゃっていますが、「月5万円」くらいならプログラミングで稼げると言っております。
ただ、一方で会社で1~2年の経験を積んでフリーランスになればその10倍以上である50~80万円/月ほどもらえますよ。
上記はエンジニアとして実務経験を1~2年ほど積めば請け負える案件です。
また、「いきなりフルリモートで仕事を取っていきたい」という気持ちもわかります。
私も上記で書いた通り、いきなりフルリモート案件をやっていこうという気満々でしたから。
しかし業務委託で軒並み不採用になったのと、スクール卒業時点で「このスキルでフリーランスをやっていける気がしない…」とスクール通ったことで逆に自信を失い「やはり一度就職しよう」という方向に切り替えました。
多分、あのまま一人でやってたら難しすぎで挫折していました。
今、プログラミングを挫折せずにできているのは、プログラミングスクールで一緒に頑張れる同期がいたり、会社先で常にわからないところを聞ける環境であったり「やらざるを得ない」環境だったからです。
一通りスクールでプログラミングを経験した上で「独立するのはもっとスキルがついてからでいいかな」と、考えるようになりました。
エンジニアにとっては実務経験こそ最強の資格
エンジニアにとって「実務経験」が最強の資格なのです。
例えばレバテックフリーランスなどで案件を検索しても採用条件がどこも「実務経験2年以上」が当たり前です。
プログラミング歴よりも実務経験歴なのです。(実際、第3者から書いたコードをレビューしてもらい可読性の高いキレイなコードを書くためには独学のみでは厳しいです。現場では他の人がコードを見てもわかるような可読性の高いコードが好まれるのでその点でも実務経験があると強いです)
なので、とりあえず一度会社に潜り込んで信頼を勝ち取りながら半年~2年ほど実務をこなしていくことをおすすめしますよ。
エンジニアの「フリーランス」は基本的に「客先常駐」である
また、もしフリーランスになる上で気をつけるべき点があります。
フリーランス=「パソコン1台でプログラミングをやりながら世界を周る」であったり「ノマドワーカーをしながら働く」
という印象を持たれていたかもしれません。
下記のような感じでw
実はエンジニア業界での「フリーランス」というのは「契約の形」が「業務委託」というだけであり、基本的には客先常駐として会社に常駐する形になります。
「あれ、想像していたフリーランスと違うんだけど…」と思う方も多いと思いますが、エンジニア業界でのフリーランスというのは普通に電車に乗って会社で働くことを指します。
とはいえ、会社によっては「スキルが高い人」に対してリモートワーカーとして働くことを許可する会社もあります。
形は様々ですが
- 週2回のリモートワーク
- 週5日全てフルリモートワーク
- 仕事さえこなしてくれれば海外でリモートワークもOK
という会社は多くはないですが、あります。
私のスキルがあるエンジニアのツイッターの友人である「のりきさん」という方は、スキルがついてから交渉して徐々にリモートワーカーに切り替えて行ったとおっしゃっていました。
詳しくは下記でのりきさんにインタビューしたので是非、参考にしてみてください。

いずれにしても「ある程度のスキルがないとそもそも選択肢すらない」のでやはりエンジニアとしてそれなりの高単価をもらいながら自由な働き方を目指すのであれば会社に入るなりしてまずは実務経験とスキルを高めることが最優先なんじゃないかな、と思います。
まとめ
以上、結論としてはエンジニアとして働くのであれば基本的にまずは実務経験をこなしたほうがいいです。
独学でやってると「とりあえず動けばいい」という発想になりがちですが、求められるのは可読性の高いキレイなコードです。
そのためにやはり実務経験をして「未経験」というタグをなんとか外してスキルアップしていく必要があります。
なのでいきなりフリーランス…はきついので一度会社に入ることをおすすめしますよ。