未経験でエンジニアに転職するなら最速でポートフォリオを作って自分を売り込むべきという話

 

 

こんにちは、進撃する人です。

何の実績もなく未経験でエンジニアに転職(就活)をすると、間違いなく不利です。

というのも、私は大学卒業後から20代後半まで自営業としてアフィリエイトサイトの運営で生計を立てていましたが、途中でSEOの将来性を危惧し、プログラミングを勉強してエンジニアに転職をしたという経緯があります。

つまり、その間、大学卒業後職歴なし。
職歴なしでしかもエンジニア未経験というわけです。

Tech expertというプログラミングスクールに通った後ですら「未経験」という理由で選考で弾かれた経験は幾度もあります。

ですが、最終的に3社から内定をいただき職歴なし未経験アラサーからエンジニアになることができました。

そこで、職歴なしアラサーの未経験はどうやって戦って行けば、エンジニアになれるのかをまとめてみます。

 

未経験で買われるのは「やる気」「ポテンシャル」

まず前提として、未経験で採用してくれる企業は何を求めているのかというと、当然ですが「即戦力」ではありません。

圧倒的に「やる気」「ポテンシャル」を買っています。

しかし、口頭で「私、めっちゃやる気あります!やる気ファイヤー!うおおおお!」と口で言っても暑苦しいだけですし、口で「やる気がある」というのは基本的に信用されません。

圧倒的にやる気を示す方法はただ一つ、自分で手を動かした作品(=ポートフォリオ)だけです。

 

ポートフォリオを作る=私はプログラミングに対して凄まじいほどのモチベーションがある

 

結局、信用できるのは「行動」だけです。

「私は海外で仕事をしたい!」と言っている人がTOEIC600点以下だったらなんの説得力もないし、「アフィで稼ぎたいです、やる気だけはあります!」って言っているのに直近1週間で1記事も書いてないなど口だけは達者な人ほどマジで信用できないのは何度も見てきました。

そう、ただ唯一信用できるのは「記事の執筆」「TOEICの点数」「プログラミングで作ったポートフォリオ」などの「制作物」だけなんです。

「学習しました」では不十分

「学習しました」では圧倒的に不十分です。

  • 「Progateやりました」
  • 「ドットインストールやりました」

素晴らしいです。
少なくとも私は評価します。

何もやってない人から比べたら凄まじいほど先に進んでいるとおもいます。

ただし、企業側からすると人を採用するということは採用費やお給料などあらゆるコストを支払って採用するわけです。

そりゃプログラミングに対してめちゃくちゃ強い思いや、やる気を持っている人を採用したいわけですよ。

その点「プログラミングを学習しました」じゃちょっと弱いんですよね。

プログラミングで大事なことって学習することではなく、「制作物を作ること」なんですよ。

動くものをしっかりと作れる人を採用したいというのが企業側の率直な意見です。

学習したらまずは手を動かせ、エラーと格闘しながら何か作れ

制作物を作るのが何故そこまで評価されるのかというと、「エラーと格闘しつつもなんとか形にする部分」が評価されるからなんですよ。

プログラミングに黙々と向かえば判ると思いますが、一つの全く初心者が制作物を0から作りあげるって結構難しいです。

エラーに注ぐエラー、ググってもよくわからない状態、頭の中がこんがらがって募るイライラ….その壁を乗り越え200時間とか300時間かけてようやく完成するのが制作物、つまりポートフォリオなのです。

企業はその「制作物を作り上げたやる気と根性とプログラミングに対する強い思い」を評価してくれるわけですね。

ポートフォリオはチュートリアルをまんまパクって2~3個自分で機能を付け加えるだけでいい

とはいえ、全くの0から作る必要はなく、元からあるチュートリアル、例えば「Railsチュートリアル」や「Techpit」などのチュートリアル作成サイトを活用して0から作り上げたアプリに拡張機能を2~3個加えるだけで十分スキルは身につきますし、企業へのアピールになります。

例えばSNSツールを作るチュートリアルに独自の機能(例えばイイね機能をつけてみるだとか、コメント機能など)を付け加えてみるだけでも企業からは「お!」と思われますよ。

 

ポートフォリオを作ったら週に10社面接を入れろ!とにかく数を打て!

そしてポートフォリオを作り終えたら、

  • クラウドソーシングなどで受注をしてみる
  • 転職活動をして企業に潜り込んでみる

ことをお勧めします。

私の場合ですが、「プログラミングスクール「tech expert」で70日間合計で600時間プログラミング学習したので全力レビューしてみる」でも書いた通り、600時間以上学習とポートフォリオの作成を行ったのですが、主にRubyを中心に学びいざクラウドソーシングで受注しようとしても案件がPHPばかりでした。

そこで、転職活動に切り替えてしばらく会社でスキルアップしていこうという方針に切り替えたわけです。

そのときに起こしたアクションが「1日2~3件就活の面接を入れること」です。

現在、無職でプログラミングスクール卒業or自分でポートフォリオを作った状態であるなら一旦、プログラミングは置いてまずは会社に入った方が効率よくスキルアップできるので、目安として「週10件面接を入れる」とスムーズに決まるかと思います。

最低でも週10社入れれば2週間で20社面接できます。

ぶっちゃけ最初は

  • 港区系IT企業と渋谷系IT企業の違い
  • 自社サービスと受託の違い
  • SESとはなんなのか?

などなど、よくわからないと思います。

なので、やはり「数打って面接で説明を聴きながら会社のエンジニア業界の雰囲気を掴め」としか言いようがないんですよねw

会社によって「若い」「年上が多い」「明るい」「地味」など性質、雰囲気が異なります。

「合わないなぁ」という社風の会社に潜り込んでしまったら結構辛いと思いますので、いろんな事業の会社・社風の会社をみて自分の合う合わないをしっかりと精査していったほうがいいですね。

まずは数を打ってみれば自分と合う合わないの傾向がわかってくるので、そしたら受ける企業のタイプをどんどん絞っていきましょう。

どんな企業だと入社しやすいか?

合計20~30社くらい面接を受け、どんな企業だと入社しやすいか感覚が掴めました。

ズバリ

  • 「未経験歓迎」と書いている企業
  • SES事業を行っている企業

未経験でエンジニアになる場合、上記の2点は採用されやすいです。

「未経験歓迎」「SES事業」と書いてある企業の大半が「自社で最低限のレベルまで研修をしてSESとして派遣させ、その派遣代として3割ほど抜く」というビジネスモデルを取っています。

ぶっちゃけ、SESの会社に入るくらいなら自分で派遣会社のエージェント経由で業務委託として働いた方が稼げるのは間違い無いんですけど、未経験が業務委託に入ろうとしても採用してくれないんですよね。。。

これはマジで経験済みで、プログラミングスクール卒業上がりで業務委託の会社に入ろうとしたらめちゃくちゃ落とされまくりました。

なので、まずは正社員として1~2年ほどSESの会社に入って、その後転職するなり、フリーランスになるなりをして年収を上げていった方がいいです。

ただし注意がありまして、SESの会社って給料割と安めです。

それを受け入れた上でSES系企業に入ってステップアップのために給料の低さを受け入れるのは将来的に年収が伸びるんじゃ無いかなって思います。

受託のみの企業、自社開発のベンチャーは未経験を採用してくれない

上記を書いた上でもSESに対して偏見を持っている人は「そうだ、自社開発のベンチャーにいこう」と考える人もいるかもしれません。

ただ、正直言いますと、自社開発のベンチャーは未経験を全然雇ってくれないんですよ。。。

どうもいくつか自社開発のベンチャーを受けたんですけど、「未経験を育てるのにお金かけられないわ…」という企業が多くてベンチャー企業は未経験エンジニアを採用しないという方針の企業が多いように感じました。

ただし、今はマジでエンジニアが足りておらず、自社開発のベンチャーでも前向きに検討してくれるところがなくはなかったんですけど、「自身のスキルアップ」という部分を考えるならぶっちゃけエンジニア1年目はSESをやっている企業でいいんじゃないかなと私は思います。

 

まとめ

以上が未経験がエンジニアになるならまずはポートフォリオを作ろうという話でした。

ポートフォリオができたらダラダラ学習するより、さっさと企業に入ってスキルアップした方が断然早いですしね、wantedlyを使ってさっさと週10社面接して会社に入りましょう。

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