プログラミングスクールでの企業紹介だけに頼ってはいけない理由

こんにちは、進撃する人です。

私はプログラミングを学ぶならプログラミングスクールに通うのが一番早いと思ってます。

その一方で、プログラミングスクールの紹介制度にだけ頼るのは本当にやめた方がいいよ、とあなたに言いたいです。

プログラミングスクールの企業紹介の仕組み

ここ最近乱立しているプログラミングスクール側のキャッシュポイント(利益を得ている場所)は大きく分けて2つあります。

それが

  • スクールの入会費用
  • 企業に紹介して得られるマージン

この2つですね。

進撃する人

大手プログラミングスクールの収入源は入会費用だけじゃなくて、企業への紹介も大きな収入源になってるんだよね。

現在、各プログラミングスクールの入会費用が値上がりしており、有名どころの大手スクールだと50~80万円ほどの入会費がスタンダードになってます。

しかし、実はスクールの入会費用よりも更に「企業に紹介して得られるマージン」の方が実は高額なのです。

ここ最近はエンジニア不足なのもあり、スクールから企業にエンジニアを紹介すると手数料としてエンジニアの年収の30~40%ほどスクールに入ってきます。

例えば、スクール卒業後、エンジニアの年収が350万円としたらその年収の40%である140万円がスクール側に入ってくるわけです。

入会費用と合わせたら、一人スクールに入会させると200万近いお金がスクール側に入ってくるわけです。

スクール側からしたら受講生から入会金を取るよりも育てた生徒を企業に紹介した方が儲かるんですよね。

噂によるとスクールの入会費用だけでは家賃や人件費を考えると赤字で、スクールの企業への紹介によってようやく赤字から黒字になっている…という話も耳にします。

スクールの紹介だけに頼ってはいけない理由

そして私の意見ですが、スクールの紹介「だけ」に頼るのは本当良くないと思います。

理由としては

  • 数を打ちにくい
  • スクール経由の紹介で内定が決まってしまうと断りにくい
  • 紹介が利益になるのでどんな現場でも紹介してくる(選びにくい)

この辺がスクールの紹介だけに頼ってはいけない理由です。

スクール卒業した後はすぐに就職活動をする方も多いと思うのですが、その際は「数打ち」をおすすめしてます。

スクールでの知見と作成したポートフォリオを武器に少なくとも10社、できれば30社は受けた方がいいですね。

これには理由がありまして、「業界知識がつく」「選択肢を増やしてその中で一番まともなところにいける」という点で数をたくさん打つメリットがあります。

例えば、私がスクール卒業後にwantedlyで1日3社面接を受けていた時、SESと受託と自社開発企業の違いすらよくわからなかったのですが、20社面接した頃には業界の知識が相当ついていました。

業界の知識がつき、内定先を複数持つことによって「自分に就職先を選ぶ余裕」が出てくるので、結果的に別の企業での選考でも余裕が出ますし、じっくりいきたい会社を選ぶことができるわけです。

この際にスクールの紹介だけに頼ってしまったら、数を打てないので業界のことは何もわからずに就職することになってしまうだろうし、もし内定が出たらスクールの紹介ということで断りにくいわけです。

エンジニアになるのは「ゴール」ではなく、あくまでただのスタート地点です。

だからこそ、エンジニアとしてのファーストキャリアになる企業は死ぬほど真剣に選ぶべきで、そのファーストキャリアをスクールの紹介だけに委ねてしまうのは本当にやめた方がいいです。

スクールは会社に紹介すれば利益が出るわけで言ってしまえば「どの企業に入ろうが、俺たちが儲かれば良い」と考えている可能性だってあるわけですね。

自分の人生は自分しか責任を取れません。
スクール卒業後のファーストキャリアはめっちゃ大事です。

だからこそ思考停止してスクールの紹介だけに頼らず、自分でも転職サイトに登録して自分で会社を探すことも同時並行でした方が絶対良いんですよ。

同時並行でwantedlyなどの転職サイトも利用しつつ転職活動をしていくべき

上記でも少し触れましたが「wantedly」を使って転職活動をしていくことを個人的におすすめします。

私がwantedlyをあなたに紹介したところで私には何も広告収入などは入りませんが、客観的にみてwantedlyが一番「Web系の自社開発企業」もしくは「まともな受託企業、SES」が多く(まともじゃないところもたくさんあるので「まとも」と付け加えさせて頂いてます)スキルアップしやすい会社が多いのです。

未経験がエンジニアに転職する場合はwantedlyを利用するべき

自分が就活をした時はwantedlyとgreen japanを使ってゴリゴリ就活をしてました。

とはいえ、スクールの紹介も悪い案件ばかりではない

スクール側からしたら「紹介すればお金になる」のでどんな案件であれ、「生徒にとってスキルアップできるか否か」なんて関係なくとりあえず企業を紹介しようというスタンスを感じることがあります。

そりゃ生徒全員に「めちゃくちゃスキルアップできる渋谷系のITベンチャー」ばかり紹介できるかというと、そんなことないですからね。

「将来フルリモートワーカーになりたい」と言ってる人にSIerを紹介してたのは流石にちょっとどうなのかな、と思いましたけどね笑

とはいえ、良い企業を紹介してくれることもあります。

比較的有名どころのベンチャーである

  • U-next
  • newspicks
  • Japan-taxi
  • チームラボ

あたりは私の知り合いもスクールから紹介を受けてました。

この辺のWebベンチャーなら入る価値あると思います。
なので、wantedlyなどの転職サイトを使いつつも、スクールの紹介案件も一応みておいた方がいいでしょう。

まとめ

以上が「スクールの企業紹介だけに頼ってはいけない」というテーマでした。

企業からの紹介によって「紹介料」が発生して、100万以上の利益が会社に入ります。

なので会社側としてはSIer企業であれ、とにかく人を会社に入れれば「勝ち」なんですよ。

Web系の会社に行きたいのに謎のSIer系システム会社を紹介して入社してしまった人とか普通にいるので、企業紹介だけに頼らずwantedlyなどの転職サイトを使って自分でゴリゴリスキルアップできそうな転職先を探すことをお勧めします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です